ブロッコリー、第2四半期の営業利益は1.5%増の3.4億円…『うたの☆プリンスさまっ♪(うた☆プリ)』関連音楽CDやTCG『Z/X』が貢献

ブロッコリー<2706>は、第2四半期累計(3~8月)の決算を発表し、売上高27億3300万円(前年同期比1.0%減)、営業利益3億4000万円(同1.5%増)、経常利益3億4700万円(同1.8%増)、最終利益2億7700万円(同23.0%増)だった。

 


増益決算となったが、同社では、『うたの☆プリンスさまっ♪(うた☆プリ)』関連音楽CDや、トレーディングカードゲーム『Z/X(ゼクス))』などの利益率が高い商品群の売上が好調だったことが主な要因としている。販促費の増加や、中期経営計画推進に基づく人員拡充に伴う人件費の増加などを吸収した。

『うたの☆プリンスさまっ♪』では、9周年を迎え『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム(以下、劇場版)』を公開など、記念作品や関連したイベント・商品リリースを行った。

関連グッズでは、7月よりムービックと共同運営の夏季限定ショップ「SHINING STORE 2019」を開催、各会場及び自社通販で限定グッズの販売を行った。劇場版の大ヒットによる集客効果もあり、関連グッズの売上高は全体売上高・売上総利益に多大に寄与している。

なお、劇場版の収益については、製作委員会案件であり、第2四半期会計期間末において本件の収益配分は未精算のため、計上していない、としている。

また関連CDにおいては、アイドルグループ「ST☆RISH」7人のソロベストアルバムを企画。7作品のうち、一十木音也「I am Here.」、聖川真斗「HOLY KNIGHT」、四ノ宮那月「SUKI×SUKIはなまる!」の3作品を6月より8月にかけてリリース。加えて、8月にはゲームアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」2周年を記念した新テーマソングもリリースした。これらの結果、関連CDは好調に推移し、前年同期を上回る売上高・売上総利益となった。

ゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』は、8月に2周年を迎えた記念企画「Shining Live 2nd Anniversary」を開催、前年同水準の売上高・売上総利益を確保した。

一方他社ライセンスグッズは、他社イベントの開催時期が前年と異なることから卸売上が前年を下回ったが、一部製品において海外直生産の効果も上がり始め、採算は改善した。また、他社ライセンスのフィギュアにおいて、クオリティの向上とブランディングの継続が奏功し、徐々に事業軌道に乗り始め、前年同期を上回る売上高・売上総利益を確保した。

次にトレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)』(以下、『Z/X(ゼクス)』)は好調に推移し、売上高・売上総利益共に、前年同期を大幅に上回った。


 
■2019年2月通期の見通し

2019年2月通期は、売上高61億円(前期比2.1%増)、営業利益7億円(同13.5%減)、経常利益7億3000万円(同12.5%減)、最終利益5億3000万円(同3.7%減)を見込む。

 
株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
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