コーエーテクモ、カプコンとの訴訟の判決の一部を不服として最高裁判所に上告および上告受理申立を実施　

コーエーテクモゲームスは、本日（10月1日）、9月11日付「特許侵害訴訟（控訴審）一部勝訴判決に関するお知らせ」にて公表したカプコン<9697>との間の訴訟の判決について、判決の一部を不服として、今回、最高裁判所に上告および上告受理申立を行ったことを発表した。

①上告および上告受理申立を行った年月日
令和元年（2019年）9月24日

②上告および上告受理申立に至る経緯
本件判決は、9月11日付「特許侵害訴訟（控訴審）一部勝訴判決のお知らせ」にて公表した通り、特許侵害に基づく損害賠償としてカプコンが同社に請求していた9億8323万1115円のうち、その一部にあたる1億4384万3710円の支払を同社に命じたもの。本件判決について精査した結果、本件判決には法令解釈および適用の誤りがあり、さらに上級審の判断を仰ぐべきであると判断したため、最高裁判所への上告及び上告受理申立を行った。

③今後の見通し
コーエーテクモゲームスは、上告審において、本件判決の一部の破棄を求めていく。なお、今回の上告および上告受理申立が令和2年（2020年）3月期のコーエーテクモグループの業績に与える影響はない、としている。

同社は、今後も、製品の開発にあたっては他社の知的財産権を尊重するとともに、自社の知的財産権の保全と有効活用に努めていく。一方で、業界の健全な発展を妨げ、不当な権利行使に対しては、妥協することなく毅然とした対応をしていくとしている。