イグニス<3689>は、9月26日、連結子会社パルスがモノビット・モリカトロンホールディングス（以下、モノビット）との間でVRを活用した共同プロジェクトに関する業務提携を締結することと、それに伴い、イグニスがモノビットに対し出資することを発表した。提携先となるモノビットは、ネットワークゲームやVRコンテンツ等の制作受託および通信ミドルウェアの開発・運営・サポートを数多くの企業と共に手掛け様々なノウハウを蓄積している。一方、パルスでは次世代の音楽体験を実現した「INSPIX LIVE」をVR・エンターテインメント事業における初期プロダクトと位置づけており、より理想的な顧客体験を実現するために、「INSPIX LIVE」の進化を図るべく、さらに大型のプロダクトアップデート開発（（仮）
Project WORLD）を計画していた。
そうした中で、「INSPIX LIVE」のリリースに伴うパートナーの反響が大きく、今後、パルスが見据える世界展開の進捗が当初予想していた以上に早まったため、このプロダクトアップデート開発（（仮）Project WORLD）をさらに加速させることが事業の戦略上重要であると判断し、パルスとモノビットの双方が持つプロダクト開発のノウハウを活用し、共同でチームを立ち上げ、プロダクトアップデート開発（（仮）Project WORLD）を行うことを決定した。
また、今回の業務提携に伴い、モノビットの開発ラインを確保することや、イグニスグループとモノビットとの間における協業・事業連携を強め、両社の企業価値向上を図るため、イグニスからモノビットに対して出資することも決定した。具体的には、イグニスは9月27日付でモノビットに対し、1億5000万3000円の出資を行い、同社の普通株式1万9251株を取得する。
なお、現時点においては、サービスの提供開始時期（目途も含めて）は未定で、2019年9月期の連結業績に与える影響は軽微としている。今後、開示すべき事実が決定した場合は、速やかに公表するという。
