【イベント】i☆Risが5thライブツアーで見出した意義と目標 「武道館後にもやもやした時期も」 アニメタイアップと女性ファン増え次なる高みへ



声優とアイドルのハイブリッドユニット「i☆Ris」(アイリス)は、6月1日、5回目となるライブツアー「i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~」のファイナルを中野サンプラザで開催した。この日は、昼夜2回にわたって行われたが、この記事では夜の部の模様をレポートしよう。なお、チケットは昼夜完売になったとのこと。

ライブツアーは、全国8都市・16公演を行うもので、中野サンプラザ公演は昼夜チケット完売になった。これまで以上に挑戦的なライブだった。メンバー自らがこれまで以上に構成にも携わっただけでなく、セットリストも毎公演ごとに変更した。また、パフォーマンスや衣装でも新しさをふんだんに取り入れた。

例えば、各種の映像や照明などライブ演出にメンバーが積極的に参加しているだけでなく、アンコール前に上映したドキュメンタリー映像についても、メンバーが撮影・編集したそうだ。また、歌を歌わずダンスパフォーマンスのみの「サイレントダンス」も初めて行っていた。

ライブでは、「アルティメット☆MAGIC」や「DIVE TO LIVE」「Make it!」「Endless Notes」「Ready Smile!!」を圧巻のパフォーマンスでファンを魅了した。また、ツアーファイナルということで各メンバー全員がソロ曲を歌い、アンコールも含めて合計23曲を披露した。
 


また記しておきたいのは、女性ファンの比率が顕著に上がったことだろう。エイベックス・ピクチャーズによると、前回の4thツアーから増え始めたそうだが、今回はツアーを通じて、女性ファンが全体の3割ほどになり、会場によっては4割近くを占めたとのことだった。ファンの年齢層にも広がりがみえる。

それでは、女性ファンが増えた要因はなんだろうか。同社では、「ライブ会場をホールに限定したことで若い女性も来場しやすくなったこと、プリパラのファンだった女の子がライブに来られる年齢に成長したこと、個人の活動がユニットへの注目度につながっていること」などを主な要因と分析しているという。

最後のあいさつで、メンバーは、2016年に行った武道館終了後、ある種の達成感が出て、なんのために活動するのか、目標を失ってしまったと明かした。「目標が見いだせず2年ほどモヤモヤした」「(引退の)潮時と思うこともあった」時期があったものの、ツアーの企画から携わることでi☆Risの良さや活動する意味を改めて見出したそうだ。

また、今年3月には初の上海ワンマンライブを成功させただけでなく、TVアニメ「賢者の孫」OP主題歌や「手品先輩」OP主題歌など4クール連続で深夜アニメタイアップを務めるなど、i☆Risへの追い風は吹いている。さらに7周年ライブという新しい大きな目標が見つかった。i☆Risはさらなる高みを目指して走り始めた。

なお、告知情報では、以下の発表があった。

i☆Risの7周年記念ライブがパシフィコ横浜で11月24日に開催決定!
i☆Risの19thシングル「FANTASTIC ILLUSION」が8月28日に発売決定! TVアニメ「手品先輩」OP主題歌に!



【セットリスト】
M-1 ありえんほどフィーバー
M-2 Happy New World☆
M-3 DIVE TO LIVE
M-4 §Rainbow
M-5 最悪な日でもあなたが好き。【芹澤】
M-6 Lovely time【久保田】
M-7 おジャ魔女カーニバル!!
M-8 Heart Crash!【山北】
M-9 キラキラGood day
M-10 WHAT YOU ARE【茜屋】
M-11 Over the future
M-12 DETERMINE【澁谷】
M-13 My Bright...【若井】
M-14 Baby...
M-15 Endless Notes
M-16 イノセントイノベーション
M-17 Shining Star
M-18 Make it!
M-19 ドリームパレード
M-20 Realize!
Enc-1 ミラクル☆パラダイス
Enc-2 アルティメット☆MAGIC
Enc-3 Ready Smile!!


 

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エイベックス・ピクチャーズ株式会社
http://avex-pictures.co.jp/

会社情報

会社名
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
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