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【マイネット説明会】AI開発や再設計型への投資で1Qは"計画通り"の赤字 2Qも3タイトルの終了と投資継続となる見通し

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マイネット<3928>は、5月15日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表し、翌5月16日に証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。発表した決算は、売上高29億9700万円(前年同期比23.7%増)、営業損益1億6200万円の赤字(前年同期2億9100万円の赤字)、経常損益1億8800万円の赤字(同3億1900万円の赤字)、最終損益2億9000万円の赤字(同32億8700万円の赤字)となった。


決算説明会に臨んだ上原仁社長(写真)は、「前回の説明会で、AIとブランディング、再設計型タイトルに積極投資を行うと発表したが、計画通りの着地となった。EBITDAも16期連続の黒字をキープしており、投資を行いながらも流行り廃りを超えた"業"を作っていきたい」と述べた(以下、断りのない限り、「」は上原社長の発言)。

前四半期との比較を中心に今回の決算を見ていこう。

まず、売上高は前四半期比で7.9%減の29億9700万円だった。この四半期では、『夢色キャスト』(1月)と、『三国志乱舞』(3月)、『逆襲のファンタジカ』(3月)の3タイトルがエンディングを迎えた一方、『モバプロ2レジェンド』(1月)と、『ドールズオーダー』(2月)が新たに加わったが、エンディングタイトルの影響をカバーできなかったようだ。
 


営業損益は1億6200万円の赤字だった。前四半期の2億0400万円の黒字から赤字転落となった。減収に加えて、先行投資が収益を圧迫した。AI(RPAを含む)に1億0800万円、コーポレートブランディングに3100万円、再設計型と呼ばれるタイトル『戦刻ナイトブラッド 光盟』や『ドールズオーダー』『オトメ勇者』に合計9000万円の投資を行ったとのこと。
 


「再設計型」とは、利益成長の潜在力は高いが、低迷しているタイトルを買い取り、再設計ノウハウでゲーム構造に手を入れて収益回復させるタイトルだ。このため、マイネットが負担して半年ほどかけて追加開発を行うもので、買い取り後は一定期間、費用が先行することになる。今回、この3タイトルが投資フェーズにあった。次の四半期から収益に貢献するかどうか注目される。
 


またAIの運営への利用や、運営タイトルに基づいて開発したツールやアセットの利活用についての発表も行われた。こちらは成果が徐々に出てきたとしているが、中長期的なものになるようだ。



■「PARADE商品」
まず、同社では、「PARADE商品」と呼んでいるツールやアセットの商品群を開発しており、数タイトルで導入しその効果を試算したところ、第1四半期だけで1億4300万円の利益創出(同社では貢献利益としている)につながっていると明らかにした。

運営タイトルのデータをもとに開発したツールや、キャラクターなどのアセットを「PARADE商品」と呼んでいる。デッキ分析や相互創客パッケージ、ASOパッケージ、IPコラボパッケージなど売上アップにつながる商品や、12万キャラクターのイラストアセット、ダッシュボードなどコストダウンにつながる商品を20種類ほど用意している。
 


第1四半期末で37タイトルを運営する同社ならではといえるものだが、「PARADE商品」をタイトル運営に活用していくことで、付加価値の創出が可能になっているという。上原社長は「導入件数自体はまだまだ少ない」とし、今後、他の運営タイトルに展開していくことでさらなる利益の創出が可能との見方を示した。



■「RPA」とAI(人工知能)について
「RPA」とAI(人工知能)については、一部ゲームタイトルの運営に導入したが、導入した5タイトル全てで運営期間の延長を行うなど大きな成果が出たことを明らかにした。2019年12月期はAI・RPAへの投資を積極的に行うとしていたが、早くも成果が確認できているとした。ただ、導入内容の具体的な内容についての言及はなかった。

「RPA」とは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略で、ソフトウエア型のロボットが定型的な作業・単純作業を自動化する業務だ。これによって、運営チームのメンバーが付加価値を生まない単純作業に工数を割くことはなく、コアバリュー創出のために時間を使うことができているという。
 


「導入した5タイトルすべてが延長となり、うち4タイトルは1年以上の延長が決まった。延長ということは、利益が生み出せているということ」(上原社長)。10年空間という長期的な運営だけでなく、短期的な利益創出にもつながっていると判断し、運営する40タイトルに順次展開していく予定だ。


 
■第2四半期は投資継続

なお、第2四半期累計(1~6月)期間の予想については、売上高60億900万円(前年同期比8.6%増)、営業損益1億6200万円の赤字の見込みとしている。第2四半期においては引き続き3タイトルのエンディングに伴う売上減が見込まれるほか、AIとコーポレートブランディングへの投資を継続する計画で、引き続き投資先行となる見通しだ。ただ、2019年12月期通期の業績予想については、利益予想の開示はなく、売上高のみ133億4900万円(前期比10.0%増)を見込むとしている。
 


 
(編集部・木村英彦)
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企業情報(株式会社マイネット)

会社名 株式会社マイネット
URL http://mynet.co.jp/
設立 2006年7月
代表者 上原 仁
決算期 12月
直近業績 売上高121億3300万円、営業利益1700万円、経常損益2900万円の赤字、最終損益32億5700万円の赤字(2018年12月期)
上場区分 東証1部
証券コード 3928

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