ポールトゥウィン・ピットクルーHD、19年1月期の営業利益は40%増の31億円と大幅増益…ゲームのデバッグ・ローカライズなどアウトソーシングサービス拡大

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、3月11日、2019年1月通期の連結決算を発表し、売上高237億6300万円(前の期比6.7%増)、営業利益31億6200万円(同40.5%増)、経常利益30億8200万円(同31.1%増)、最終利益18億3900万円(同67.2%増)だった。

 


主力のデバッグ・検証事業で営業利益が増えたほか、ECサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、ゲーム業界向けのカスタマーサポートなどの受注が好調に推移した、としている。セグメント別の状況は以下のとおり。

■デバッグ・検証事業
売上高183億0900万円(同0.3%減)、営業利益30億7100万円(同23.9%増)だった。国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大した。アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少があったが、国内外にてソーシャルゲームのデバッグ、ローカライズやカスタマーサポート(海外)が増加した。また、海外グループ会社では、ゲーム以外の市場においても、ローカライズや音声収録が増加した。


■ネットサポート事業
売上高51億7500万円(同40.7%増)、営業利益2億6600万円(同70.7%増)だった。ECサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加した。また、デバッグ・検証事業との連携を強化し、ゲーム市場向けのカスタマーサポートが増加した。フィンテック関連サービスにおける認証チェック、不正対策等のサポートサービスも増加した。


 
■2020年1月期の見通し

続く2020年1月期は、売上高262億1700万円(前期比10.3%増)、営業利益31億7900万円(同0.5%増)、経常利益31億5000万円(同2.2%増)、最終利益20億4500万円(同11.2%増)を見込む。

 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
企業データを見る