国民生活センター、「デート商法」をテーマにした恋愛シミュレーションゲーム風の動画を公開


国民生活センターは、特に10代から20代の若者をターゲットとした悪質商法である「デート商法」をテーマに、恋愛シミュレーションゲーム風の動画の作成を発表した。動画では実際に自分がデート商法の被害にあっているかのような体験ができるようになっているという。

今回の試みは2022年に、民法改正により成年年齢が20歳から18歳へ引き下げられることは背景にある。成人になると、契約をする際に親の同意は必要なく、自分の意思で自由に契約することができるようになる。これに伴い、成人になったばかりの若者を狙う悪質な業者が現れる可能性があることから動画の制作を行ったという。

■動画

デート商法を恋愛ゲームで体験!ストーリー
20歳の男子大学生の主人公「太郎くん」は、SNSで知り合ったばかりの女の子「ミチルちゃん」と会う約束する。デートを通じて仲良くなったところで、2人はミチルちゃんの職場に一緒に行くことになる。そこで初めて、ミチルちゃんはアクセサリーのデザインの仕事をしていることが明かされる。ミチルちゃんは、自分がデザインしたという40万円のネックレスを、太郎くんに購入してほしいと勧誘する。

太郎くんは、「ミチルちゃんのためなら買う」「お金がないので断る」「いらない、ときっぱり断る」の三つの選択肢を選ぶことができる。あなたなら、どうやって切り抜ける?

・デート商法を恋愛ゲームで体験!キミならどうする!?!?
case1 ミチルちゃんのためなら買う
動画:case1

case2 お金がないので断る
動画イメージ写真 case2、お金がないので断る編
動画:case2

case3 いらない、ときっぱり断る
動画イメージ写真 case3、いらない、ときっぱり断る編
動画:case3

■消費者へのアドバイス
販売員の好意は、商品を売るための手口であることを覚えておこう。あやしいと思ったら、すぐに契約したり、お金を借りたりしないようにしよう。デート商法の被害に気付いたら、すぐに消費生活センターに相談しよう。


写真・イラスト・音楽提供:ピクスタ