ドワンゴ、「niconico」サービス改善とその後の数値結果を発表…動画投稿者・投稿数は前年比プラスに転じる

ドワンゴは、「niconico」の「(く)」(読み方:クレッシェンド)のスタートからの改善と、その後の数値結果を発表した。


 
<ニコニコ動画のサービス改善>

【2019年2月13日までの主な改善】
・ニコニコ動画がログイン不要で視聴可能に
・動画再生時、回線環境に応じて最適な動画画質への自動切り替え
・フルHD画質(1080p)動画の投稿・視聴が可能に
・動画画質の向上(再エンコード後ビットレートの向上、解像度を維持する再エンコードルールの導入、品質基準エンコードの導入)
・新カテゴリ「ASMR」「MMD」「バーチャル」「鉄道」「TRPG」を追加
・一般会員も動画の途中から再生(シーク再生)が可能に
・HTMLタグを入力しなくても、動画説明文の編集・装飾が可能に
・一般会員でもスマートフォンブラウザから動画投稿ができるように
・不安定な回線状況で動画を投稿したとき、通信が途切れてしまっても途中からアップロードを再開できる機能(レジューム投稿)を実装
・プレミアム会員であれば、自動的に動画広告が非表示に。スマートフォンブラウザ・niconicoアプリ(iOS・Android版)ではバナー広告も非表示に


【今後の対応予定】
・ランキング・カテゴリ見直し
・シリーズ動画機能の実装 
・「ニコる」の復活 など


 
<ニコニコ生放送のサービス改善>

【2019年2月13日までの主な改善】
・ニコニコ生放送がログイン不要で視聴可能に
・HD画質(720p)での配信・視聴が可能に
・番組内容が一目で分かるように、配信映像を自動的に番組サムネイルとして表示
・配信枠の自動延長機能を実装
・HTML5版プレーヤーを実装
・タイムシフト視聴時の画質を改善
・新ニコニ広告(生放送)がクリエイター奨励プログラムに対応
・新しい機能を実験する「実験放送」を開始し、ギフト機能や追っかけ再生機能などを導入

【今後の対応予定】
・生放送視聴中の追っかけ再生機能
・Androidアプリでの公式生放送のアンケート参加 など


 
<スマートフォンからの動画投稿の本数が大幅に増加>

サービス改善の結果、これまで前年割れが続いていた動画投稿数・動画投稿者数は前年比約105%とプラスに転じた(2018年12月時点)。要因として、カテゴリ「バーチャル」「MMD」の新設や、音楽系カテゴリ「歌ってみた」「VOCALOID」「音楽」、ゲーム系カテゴリ「ゲーム」「実況プレイ動画」の人気を挙げた。

また、2018年6月28日からは一般会員でもスマートフォンブラウザから動画投稿ができるようになったことから、スマートフォンブラウザからの動画投稿本数はリリース前と比較して約247%(リリース前後6ヶ月同士で比較)となったほか、2019年1月29日には、ニコニコ動画の総再生数が1000億回を突破したという。

そのほか、「ニコニコチャンネル」は、2018年10月に月額有料会員数が90万人を突破、同時に、「niconico ch」アプリも70万ダウンロードを達成した。また、ニコニコのニュースサイト「ニコニコニュース」の月間アクティブユーザー数に関しては、2017年の平均と比べて約141%の787万MAU(2018年平均)、2019年1月には過去最高の1034万MAUを達成したとのこと。
株式会社ドワンゴ
https://dwango.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドワンゴ
設立
1997年8月
代表者
代表取締役社長 夏野 剛
決算期
9月
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