アクセルマーク、第1四半期の営業損益は1.43億円と赤字幅拡大 複数タイトルでの不具合や新作開発費用で 広告事業の収益性低下も影響

アクセルマーク<3624>は、本日2月14日、第1四半期(2018年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高7億1300万円(前年同期比16.3%増)、営業損益1億4300万円の赤字(前年同期6900万円の赤字)、経常損益1億4400万円の赤字(同7000万円の赤字)、最終損益1億4500万円の赤字(同7100万円の赤字)と増収・赤字幅拡大となった。

 


ゲーム事業は、売上高2億6800万円(同28.1%増)、セグメント損益8400万円の赤字(前年同期は2900万円の赤字)だった。「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が本格的に売上に寄与したものの、自社で配信していた「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」の運営主体を他社に変更したことや、 複数ゲームタイトルで不具合によるメンテナンス等が発生したことで、一時的にゲームがプレイできない状況が発生したことで、売上が想定を下回った。開発中のゲームタイトルとブロックチェーンゲームは、サービス開始に向けて開発を進めており、開発が進捗したことに伴って開発費用が増加した。

広告事業は、 売上高4億1400万円(同9.6%増)、セグメント利益1600万円(同 23.0%減)だった。アドネットワーク「ADroute」は、複数台のデバイスを使用するユーザーを推定し、デバイスを横断して広告配信 が可能となるクロスデバイスマッチング技術を導入し広告効果の最大化を図った一方で、一部顧客企業からの広告 出稿方針の変更などを受けて一部収益性が低下した。また、広告運用代行サービス「トレーディングデスク」は、広告運用の企画から配信までを手掛けるブランディ ング案の受注もあり、サービス単体での過去最高の四半期売上高を達成した。

続く2019年9月通期の見通しは非開示。第2四半期累計(18年10月~19年3月)を発表しており、売上高14億3500万円(前期比21.8%増)、営業損益3億1100万円の赤字、経常損益3億1500万円の赤字、最終損益3億1700万円の赤字を見込む。

 
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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