【イベント】『アイドルマスター SideM』が門前仲町・商店街の電柱や配電地上機器に「315プロダクション所属アイドル」たちのラッピングを展開!


バンダイナムコエンターテインメントは、12月13日~2019年1月14日の期間、東京都・江東区門前仲町2丁目および富岡1丁目エリアにて、『アイドルマスター SideM』の電柱などを活用したラッピングポスターの共同実証試験を展開している。本稿では、現地取材をする機会をいただけたので、企画の筆頭となった関係者のコメントやユニットごとにキャラクターたちが散りばめられたラッピングポスターの様子をレポートしていく。

■掲出期間
2018年12月13日(木)~2019年1月14日(月)

共同実施試は、江東区と深川仲町通り商店街振興組合(以下、仲町商店街)、バンダイナムコエンターテイメント(以下、BNE)、バンダイナムコスタジオ(以下、BNS)、東京電力パワーグリッド(以下、東電PG)の協力により実施された。なお、電柱と電柱に設置している変圧器や開閉器を地上のボックスに納めた電気設備の配電地上機器を同時にラッピングする取り組みは全国初となっている。

内容は、東電PGの所有する電柱や配電地上機器に、BNSが制作補助をして、BNEがサービスを提供する『アイドルマスター』シリーズ初の男性アイドルプロデュースゲーム『アイドルマスター SideM』より、スピンオフアニメ『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』のキャラクターをラッピングしているというもの。『アイドルマスター SideM』はTVアニメの舞台を門前仲町としているなどで、街にとって縁のある作品だ。

●配電地上機器 全員集合ラッピング(全4機)

▲配電地上機器には全キャラクターが集合している。

●電柱 ユニット別ラッピング(全30本)

▲電柱1本1本にユニットごとでラッピングが施されている。全15ユニットあるなか、1ユニット2本ずつ用意されている。順番はバラバラとなっており、歩きながら探してみてほしいとのこと。残りの7本は江東区の観光キャラクター「コトミちゃん」や門前仲町のゆるキャラ「なかもん」がどこかにいるらしい。



▲こちらは最強の双子アイドルユニット「W」。


▲元公務員からなるユニット「FRAME」。


▲日本の伝統芸能の職についていた和を強調したユニット「彩」。


▲同じ高校の軽音部のメンバーが集って結成されたユニット「High×Joker」。


▲同じ中学出身の二人によるヤンキーユニット「神速一魂」。


▲キャラクターが描かれている方とは逆から見ると『理由あって、門前仲町!』の文字が大きく目立つ仕様になっており、道行く人たちも目がいくはず。

最後に、どういった想いが今回の取り組みを実現したのか。筆頭となった責任者たちのコメントをお届けしよう。


▲深川仲町通り商店街振興組合 青年部 青木毅司(あおきたかし)氏。

「深川仲町通り商店街は30~40年前くらいから活動している組合です。昔、商店街単体でイベントを福引祭りや商業などをやってきたんですけれども、年々盛り上がりが欠けていて、商店街の力ではなんともし難いというところから、何かと商店街活動を組み合わせて地域振興にならないかを一つのキーワードとして活動をしてきました。しかし、何かというのは中々見つからずにいました。そんな中、私のいる青年部ではアニメとコラボをして聖地化したところが凄い盛り上がっているという情報を数年前から聞いておりました。そういった情報を聞きつけて、アニメコンテンツと商店街の地域振興を掛け合わせて何かできないかなと思っていたのが数年前のお話になります。そうして幸運なことに昨年、門前仲町がアニメの舞台になっているとの噂を耳にしまして、それは凄いことだと思い調べました。それが、『アイドルマスター SideM』ということに気付き、巡り巡ってバンダイナムコさんと知り合うことができました。そこから、商店街活動と『アイドルマスター SideM』のコンテンツを使用して何かできないかというお話をして、さらに色々話を揉んで行く中で東京電力さんの電池とバンダイナムコさんの『アイドルマスター SideM』を使って、この地域で何かできないかと突き詰めていったのが今回のイベントになります。電柱をラッピングして外からファンの方々が門前仲町という街に来街をしていただいて、電柱はもちろん、門前仲町という舞台を感じていってもらい、名所や商店街でお買い物ですとか、ご飯を食べて行ってもらえたら、それは盛り上がるのではないかと。ただ、商店街とバンダイナムコさんと東京電力さんといった民間の企業だけだとこういったことをやっていくには規制など様々な問題が立ちはだかります。どうしたら良いかを考えていたときに、商店街はある行政の下で動いていることに気付き、補助金や申請の許可などにお詳しい江東区さんに相談を持ちかけて、どうにかしたいという地元の想いを伝えさせていただきました」


▲江東区 地域振興部 経済課長 桐越智哉(きりこしともや)氏。

「今回、深川仲町通り商店街の方から地元企業とコラボした地域の活性化として取り組みたいとの相談を受けまして、私共もその趣旨には賛同し全面的に協力する、そういう立場で進めて参りました。実証試験では、商店街の皆さまが中心となり、私共が賛同し、東京電力さんが配電盤の提供、バンダイナムコエンターテイメントさんがアニメコンテンツの提供、こういった形でみんなで知恵とアセットを提供してたどり着いたということでございます。門前仲町の土地ですけれど、江戸城地溢れる下町の雰囲気と一方で、都会の洗練された空気を併せ持つ素晴らしい江東区区内の観光スポットとして高い人気を集めているところでございます。ここにたくさんの人がいらしていただいて、まずは地元住民の皆様に多く知っていただいて、アニメの好きな新しい層のお客様をこの門前仲町の土地に呼び込むことを期待しております」


▲バンダイナムコエンターテインメント NE事業部 第1プロダクションプロデュース1課 マネージャー 三本昌史(みもとまさし)氏。

「『アイドルマスター 』は、2005年にゲームセンターの方で1作目が出まして今年で13年目を迎える歴史のあるコンテンツになっております。ゲームの内容といたしましては、アイドル事務所に所属するアイドルをユーザーはプロデューサーとしてトップアイドルに導いていくというようなゲームです。この13年の間にゲーム以外にもアニメ、映画、ライブといったプラットフォームをマルチに展開させていただいております。本日コラボさせていただいた『アイドルマスター SideM』は5つの中で唯一、主に女性向けに作られました。以前放送したアニメでは舞台が門前仲町ということで、門前仲町にマッチするブランドかなと思いまして本日、こちらのコラボに至った次第でございます。我々はファンの皆さんに楽しんでいただきたいと思っているのですが、まず足を運んでいただいてこの取り組みを見ていただき、門前仲町の皆様にも経済効果を上げてもらって喜んでいただくという双方にメリットがある取り組みになればと思っております」


▲東京電力パワーグリッド株式会社 江東支社長 榎本 毅(えのもとたけし)氏。

「私どもの主な仕事としては、電柱や電線を使ってお客様に電力をお届けするということです。この電柱というのは、人様の庭をお借りしたりとか、せっかく綺麗な空も多少、美観をくずして電気をお届けしていたりということで、どちらかというと厄介者というの立ち位置なのは我々も認識しております。と、こういった設備を普段、運用させていただいているんですけれども、電気を送ること以外でお役に立てるということで、企業や商店街の皆さんを繋ぐ役割とお役に立てるのはとても有難いことです。我々の新しい形での地域貢献にも繋がりますので、今回は実証試験という形ですが、まずはこの取り組みが成功することを願っております」

 
​(取材・文 ライター:松尾真鈴)


 
■『アイドルマスター SideM』
 

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株式会社バンダイナムコエンターテインメント
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会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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