DeNA、第1四半期の売上収益が7%減の339億円、営業益が20%減の51億円と減収減益…ゲーム事業が低調、横浜ベイスターズは増収増益と好調

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(8月9日)、第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益339億円(前年同期比7.0%減)、営業利益51億円(同20.0%減)、最終利益52億円(同1.7%減)だった。

 


減収減益となったが、同社では、主としてゲーム事業の減収が主な要因としている。減収に伴い、ゲーム内課金の決済手数料が減少したほか、各種費用の適正化に努めたものの、減収分はカバーできなかった。またゲーム事業における固定資産の除却をその他の費用に計上したことも圧迫した。

セグメント別の業績は次のとおり。

①ゲーム事業
売上収益215億円(同11.5%減)、セグメント利益53億円(同27.4%減)だった。ユーザ消費額は前年同期比で減少したが、費用面では、販売促進費・広告宣伝費や業務委託費等を中心に筋肉質化に着手したほか、さらなる固定費の最適化を継続的に行い、健全な収益性確保に向けた取り組みを推進した。

②EC事業
売上収益33億円(同14.7%減)、セグメント利益2億円(前年同期は5億円の赤字)だった。取扱高が堅調に推移した一方で、オークションサービスでは利用が減少した。なお、前年同期は、過年度における原価計上漏れ等の修正を行った影響でセグメント損失になっていた。

③スポーツ事業
売上収益67億円(同6.8%増)、セグメント利益24億円(同6.9%増)だった。横浜DeNAベイスターズの主催試合の平均観客動員数が好調に推移したことに加え、入場料以外の収入も順調に推移した。

④新規事業・その他
売上収益24億円(同17.0%増)、セグメント赤字17億円(前年同期は13億円の赤字)だった。中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組みを含んでおり、積極投資を行っているという。


 
■2019年3月通期の見通し

2019年3月通期は、売上収益1500億円(前期比7.6%増)、営業利益155億円(同43.6%減)、最終利益110億円(同52.1%減)、EPS75.78円を見込む。

 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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