今週の主な決算発表…サイバーステップ、ケイブ、トーセ、エディア、ブロッコリー、IGポート、創通

ゲーム・ネット・コンテンツ関連銘柄の9~11月決算の発表が行われているが、主要な発表をピックアップしておこう。


サイバーステップ、18年5月期通期予想を大幅増額…営業益は5倍に テレビCM効果による『トレバ』の伸長や『Q&Qアンサーズ』が貢献

2018年5月期の通期業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想38億円から50億円(増減率31.6%増)、営業利益は同1億円から5億円(同5.0倍)、経常利益は同8600万円から4億5000万円(同5.2倍)、当期純利益は2500万円から3億2000万円(同12.8倍)にいずれも大きく上ブレする見通し。『オンラインクレーンゲーム・トレバ』が好調だった。


トーセ、第1四半期は増収・赤字幅縮小 『ドラゴンクエストライバルズ』の開発・運営を担当 第2四半期以降に売上計上が集中

第1四半期(2017年9~11月)の連結決算は、売上高7億1700万円(前年同期比28.0%増)、営業損益4700万円の赤字(前年同期9200万円の赤字)、経常損益3600万円の赤字(同4200万円の赤字)、最終損益3800万円の赤字(同5200万円の赤字)と増収・赤字幅縮小となった。


【速報】エディア、18年2月期業績予想を大幅下方修正…売上高は半減、営業益は5500万円の黒字予想から最大5億円の赤字予想に 

第3四半期累計(3~11月)の決算は、売上高5億6200万円(前年同期比47.7%減)、営業損益2億7100万円の赤字(前年同期6300万円の黒字)、経常損益2億7800万円の赤字(同4900万円の黒字)、四半期純損益3億1100万円の赤字(同1900万円の赤字)だった。通期予想を大幅下方修正した。


ケイブ、第2四半期は広告宣伝費抑制で営業赤字が半減 『ゴシックは魔法乙女』でIPコラボ&大型アップデートも売上増につながらず【追記】

第2四半期累計(17年6月~11月)の決算は、売上高10億9500万円(前年同期比20.3%現)、営業損益5300万円の赤字(同1億円の赤字)、経常損益5300万円の赤字(同1億0600万円の赤字)、最終損益3500万円の赤字(同2億5400万円の赤字)だった。広告宣伝費の抑制が奏功。『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』は、月1度のペースでIPコラボを展開したが、売上の増加につなげることができなかったという。


ブロッコリー、18年2月期通期予想を下方修正…売上高・利益とも従来のレンジ予想の下限を下回る 『うたプリ シャニライ』の収益寄与が開始 
第3四半期累計(3~8月)の決算(非連結)は、売上高38億4100万円(前年同期比1.3%増)、営業利益3億6500万円(同7.4%減)、経常利益3億7900万円(同6.3%減)、四半期純利益2億5700万円(同1.5%減)となった。通期予想を下方修正。


IGポート、第2四半期の経常益は59%増の3.36億円と大幅増益 戦略作品「魔法使いの嫁」のコミックと版権収入が貢献

第2四半期累計(2017年6~11月)の連結決算を発表し、売上高45億4200万円(前年同期比67.5%増)、営業利益2億8200万円(同30.6%増)、経常利益3億3600万円(同58.9%増)、最終利益1億3900万円(同53.5%増)と大幅な増収増益を達成した。出版事業と版権事業が好調に推移し、収益拡大をけん引した。戦略作品「魔法使いの嫁 シリーズ」が貢献した。


創通、1Qは売上高11%減、営業益11%増で着地 売上高はおおむね計画通りで着地 前期の劇場版アニメ償却の反動で利益率が改善

2018年8月期の第1四半期(9~11月)の連結決算は、売上高33億1700万円(前年同期比11.6%減)、営業利益5億2400万円(同11.5%増)、経常利益5億2300万円(同16.1%増)、四半期純利益3億9300万円(同27.3%増)となった。劇場版アニメの償却が発生した前年同期の反動で利益率が改善。