メディア工房、1Qは売上高2%増、営業益62%減に…占いコンテンツが減益に 「OBOKAID'EM」の事業整理完了でゲームコンテンツは黒字化

メディア工房<3815>は、1月12日、2018年8月期の第1四半期累計(9~11月)の連結決算を発表、売上高5億2900万円(前年同期比2.2%減)、営業利益200万円(同62.4%減)、経常利益700万円(同63.1%増)、四半期純利益100万円(同期97.5%減)となった。
 

主なセグメントごとの状況は以下の通り。

①占いコンテンツ事業…売上高4億3600万円(前年同期比1.5%増)、営業利益1億2600万円(同13.9%減)
電話占い事業は事業名称を「One to One Marketing事業」へと新たにし、システムの導入により、引き続き既存の電話による占いサービスの提供、並びにLINE<3938>の提供する各種占いサービスへのコンテンツおよび占い師の提供行っている。第1四半期連結累計期間はLINEアプリ内における電話占いサービスを開始し、既存サービスの提供の場を拡大した。また、既存占いコンテンツは、広告宣伝費を増加し、アプリの売上が増加した。しかし、主な収益が会員費となる月額課金コンテンツが、引き続き会員数減少の影響を受け、占いコンテンツ全体としては減収減益となった。

なお、自社メディアサイトの運営は、前期は占いコンテンツ事業の一環としていたが、事業計画上の重要性が高まってきたことから、今期より一事業として独立し、メディア事業に含めている。

②ゲームコンテンツ事業…売上高8900万円(同18.7%減)、営業利益400万円(前年同期3300万円の赤字)
ルイスファクトリーの主軸事業である国内セカンダリー事業を中心として事業を推進した。既存運営移管タイトルを様々なプラットフォームに展開し、1コンテンツあたりの収益増加ならびに運営期間の伸長を図る一方で、新たな運営移管タイトルの獲得がなかったことから売上の伸びはなかったものの、前期にゲームブランド「OBOKAID'EM」を不採算事業として事業整理したことにより、営業利益は黒字化した。

③メディア事業…売上高300万円、営業損益1800万円の赤字
自社メディアサイト「カナウ」「yummy!」の立上げおよび運営を行った。ユーザーが気軽にライフスタイルに関する情報を収集できる場を提供するとともに、占い事業の主なターゲット層である20代から30代の女性が興味を抱く事柄を分析することで、集客の強化に注力した。現在は主に広告費を収益の柱としているが、運営開始から半年未満であることから先行投資が損益分岐点を越えておらず、営業損失を計上した。

なお、2018年8月期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高23億5000円(前期比4.4%増)、営業利益7000万円、経常利益6000万円、当期純利益1500万円の見込み。
 
株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
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