創通、3Qは売上高23%減、営業益13%減と2ケタ減収減益に 主力のメディア事業でプロデュース作品数が減少 ライツ事業はガンダム以外が苦戦

創通<3711>は、7月7日、2017年8月期の第3四半期累計(9~5月)の連結決算を発表、売上高135億6100万円(前年同期比23.3%減)、営業利益24億1400万円(同13.8%減)、経常利益23億7200万円(同15.3%減)、四半期純利益16億1400万円(同10.1%減)と2ケタ減収減益で着地した。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①メディア事業…売上高93億9200万円(前年同期比28.3%減)、営業利益7億3000万円(同28.2%減)
継続番組である「それいけ!アンパンマン」「リルリルフェアリル~魔法の鏡~」などのほか、ガンダムシリーズの新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2章および「MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang」などの新作のテレビアニメーション番組についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営ならびにプロデュース事業を実施した。おおむね期初の計画通りに推移したが、第3四半期連結累計期間におけるプロデュース作品数が減少したことにより、アニメ制作受託収入ならびに提供料収入が減少し、前年同期に比べ売上高が減少した。また、遊技機の広告収入及びキャラクターを利用した販促キャンペーンについて新規受注獲得ができなかったことも売上減少につながった。

②ライツ事業…売上高37億900万円(同7.6%減)、営業利益16億8700万円(同5.7%減)
「ガンダム」シリーズについておおむね計画通り堅調に推移したが、「ガンダム」シリーズ以外の版権に関しては、大きなヒット作がなく、前年同期に比べ商品化権などの収入が減少した。また、キャラクターイベントは、「C3北京」の初開催及び国内の巡回型イベント「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」を開催するなど事業の幅を拡大し、売上高が微増した。

③スポーツ事業…売上高4億5900万円(同16.9%減)、営業利益4200万円(同1.5%減)
球場看板広告の新規受注獲得ができず、前年同期に比べ売上高が減少した。

なお、2017年8月期通期の連結業績予想は、従来予想予想から変更なく、売上高210億円(前期比9.4%減)、営業利益31億5000万円(同10.0%減)、経常利益31億5000万円(同10.0%減)、当期純利益20億6000万円(同9.8%減)の見込み。
 

 
株式会社創通
https://www.sotsu.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社創通
設立
1965年10月
代表者
代表取締役社長 難波 秀行
決算期
3月
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