【インタビュー】ライブや新曲、ギャグ満載、分岐、おうえん上映など見どころ盛りだくさん…プリパラ劇場版第4弾メインキャストに訊く作品の魅力

▲左から澁谷梓希さん、若井友希さん、山北早紀さん、茜屋日海夏さん、芹澤優さん、久保田未夢さん。

 
プリパラ劇場版第4弾「劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!」が3月4日から全国で公開となる。今回、それに先だち、メインキャストを務める声優の茜屋日海夏さん(らぁら役)、芹澤 優さん(みれぃ役)、久保田未夢さん(そふぃ役)、山北早紀さん(シオン役)、澁谷梓希さん(ドロシー役)、若井友希さん(レオナ役)に合同インタビューを行い、作品の魅力や見どころについて語ってもらった。


 
■プリパラ劇場版第4弾「み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!」とは

「プリパラ」は、2014年7月よりテレビ東京系ほかで放送しているTVアニメで、女児はもちろん、幅広い世代からも支持を集める作品だ。3rd シーズンに突入し、“神アイドル“を目指して活躍する友情と成長の物語が描かれている。劇場版もこれまで公開されており、今回が第4弾となる。プリパラ史上初の”ぷちゅう(宇宙ではない)”を舞台としたストーリーで、らぁらをはじめとする多くのアイドルたちの活躍と魅力的なライブをたっぷりと見ることができる。
 


――:本日はよろしくお願いいたします。今回の劇場版は4作品目になります。「み〜んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!」では地球を飛び出して「ぷちゅう」に行かれるとのことですが、作品の見どころについてお話をお聞きできればと思います。

山北さん:劇場版4作目となる今回は、プリパラとして集大成といえる作品です。キャラクター数とライブ数はともにもりだくさんですので、プリパラのファンはもちろん、プリパラを知らない方でも楽しく見ることができます。プリパラファンの方はプリパラを知らないお友達を連れてきていただくと、一緒にファンになってもらえると思います。
 


芹澤さん:今回の劇場版の分岐では、みれぃルートがあるんですよ! そのルートでは、いつものみれぃと違う姿がみられるんです。どんな姿になるかは観てのお楽しみですが、たぶんファンの方もずっと待ち望んでくださっていたと思います。私としては、みれぃルートを押していきたいなと思います。


――:なるほど。今回もストーリー展開が変わる「分岐」が採用されているんですね。こちらも注目と言えそうですね。

若井さん:分岐は、らぁらやみれぃ、ひびきさんがすごく活躍しているんですけど、本編でも活躍しないキャラがいないくらい、全員に見せ場があります。それぞれ推しのアイドルがいると思うんですけど、ちゃんと自分の推しのアイドルも活躍しているので、しっかりと応援してほしいなと思います。今回はよりおうえん上映が盛り上がる気がしています。
 


――:プリパラのおうえん上映は毎回盛り上がるといつも話題になりますよね。

茜屋さん:今回の劇場版は、みんなで踊ろう”がテーマになっていて、エンディングのクライマックスの歌もすごく「ぷちゅう」っぽくて、「ぷちゅう語」のようなものも入っています。親しみやすいキャッチフレーズもあり、すごく覚えやすいと思います。おうえん上映でみんなで踊れる振付動画がアップされているので、それを見て覚えてきてもらって会場でみんなで一緒に踊ろうという、とても楽しめる劇場版ですので、隅から隅まで楽しんでいただきたいです!


――:みなさんもおうえん上映には行きたいとお考えですか?

芹澤さん:そうですね。大の大人が歌に合わせてダンシングしているところを見たいです。で、私も一緒に踊りたいです(笑) 絶対に楽しいと思います。振り付けもそんなに難しくありませんから、積極的に参加してもらいたいですね。

久保田さん:振り付けは本当に難しくないです。お子さんも覚えやすいと思います。



――:ちょっと動画を見れば覚えられるのでしょうか。

芹澤さん:そうですね、2、3回観ると覚えられると思います。
 


――:私もがんばって覚えて踊りたいと思います。ここでお話を戻しますが、久保田さん、再度、作品の見どころをお願いします。

久保田さん:前作と比べて今回は、すごくギャグ要素が強くて、お子さんはもちろん、一緒に来たご両親も笑える作品だと思っています。そふぃルートが分岐になくて少し悲しかったんですけど、本編の後半ではそふぃちゃんがすごく活躍しています。前作や前々作ではみんなの輪の中にいる1人みたいな立ち位置でしたが、今回はガッツリとピックアップされていて、すごく嬉しいです。特に”そふぃ様”が好きな人は楽しめると思います。
 


澁谷さん:第4弾ということで今までやってきたなかで私が一番すごいと思うのは、今回の劇場版では、劇場でしか聴けない音響・フルサウンドが実現していることです。プリパラのライブシーンはものすごい迫力ですが、今回はサウンド面でも映像面でも密度が濃く、これまで以上にないライブシーンが楽しめると思います。


――:今回の劇場版の中で新曲は多いんですか?

澁谷さん:はい。盛りだくさんですよ!


――:分岐によって出てくる曲は違うのでしょうか?

若井さん:そうです。それぞれのキャラクターの活躍版になります。分岐も全部見てほしいです。

山北さん:今回は本当に贅沢なんです。今までのライブだけでなく、新曲もたくさん観られます。本当にライブだらけですね。



――:それは楽しみですね。ところで、先ほど久保田さんがおっしゃっていたそふぃですが、今回“梅岡さん”の劇場版デビューや、ライブ中にレッドフラッシュを食べるシーンなど、事前に公開されているカットをみるとたくさん出ています。すごく活躍しそうな予感がしました。

久保田さん:はい。ガッツリと活躍しています(笑) そふぃちゃんが好きな人が見ても楽しめると思いますし、そふぃ様が好きな人もより一層楽しめると思います。私も、たぶんそふぃ様のファンの方々が待ち望んでいたものがひとつあったのでうれしいんです。それを見たファンの方から良かったと言ってもらえることを信じています。プライベートでも観に行きたいですね。
 


――:台本をみたときの印象はいかがでしたか?

若井さん:できあがってやっと完成したとわかるなと思いました。台本だけを読むと、私たちでも未知数なくらい世界観がすごくて、出来上がったものを劇場で見てようやく「こういう作品にできあがったんだ~!」と実感できると感じました。それくらいネタが盛りだくさんです。

茜屋さん:本当にストーリーが面白くて、ギャグ要素もたくさん入れてくださって、それに声優が声で命を吹き込んで…みんなで作る劇場版だなと感じています。私たちも本当に完成版が楽しみです。



――:ここでプリパラ全体についてお聞きしたいと思います。2014年からスタートしたプリパラですが、プリパラはみなさんにとってどういう作品になのでしょうか?

芹澤さん:みれいは、今までで一番長く演じたキャラで、本当に私の3年間をそのままキャラクターにしたイメージでした。SoLaMi♡ SMILEの中でもらぁらのようにプリズムボイスはないし、そふぃのように天才でもないし、何もないところからSoLaMi♡ SMILEの一員として頑張ってきました。途中でアイドルを辞めると言い出した時がありましたけど、私自身も3年間で自分の中で「i☆Ris、ううーっ」って思い悩んだ瞬間もありました。そういうのを全部ひっくるめて私がそのまま南みれぃだった気がしています。私の3年間は南みれぃでしたね。

久保田さん:そふぃと出会って、1人でステージに立つ喜びや楽しさを教えてもらいました。そふぃは、最初はソロ活動をしているアイドルでしたので、私もそふぃとしてイベントなどステージに立つ機会をいただくことができました。私自身は1人でステージに立ったことがなくて、不安と緊張ばかりでしたが、その壁を越えさせてくれました。そして、1人でステージに立ってお客さんの反応が全部自分に返ってくる喜びを教えてくれました。その意味で、そふぃは友達ではなく、ある種、憧れに近い存在です。らぁらがそふぃに抱いていた気持ちと同じです。私は天才ではないですし、何か才能があるわけではないですけど、そふぃのようになれたら良いと憧れています。

茜屋さん:プリパラは世界の広さを教えてくれた作品で、らぁらちゃんは私の課題ですかね。私もメインキャラ自体が初めてでしたし、メインキャラをこんなに長くやらせてもらえて本当にありがたいことだと思っています。プリパラによって、イベントなどで小さなお子さんと初めて触れ合う機会ができましたし、たくさんの人に知ってもらうことができました。プリパラを通して、自分の知らない、こんな広い世界があるんだと知りました。

さっき未夢たん(久保田さん)と同じように、私にとっても、らぁらは憧れであって、私に毎回課題を与えてくれる存在です。底抜けに明るく、楽しく歌ったり踊ったりいろいろなことができるのはすごいなといつも思います。私は逆にすごくひとつひとつ悩んだり、考え込んだりしてしまうので、周りを巻き込む明るいらぁらちゃんが良いなと思って嫉妬することもあるんです。らぁらちゃんは憧れであり、ライバルといえる存在かなと思います。

 


若井さん:私は声優という仕事の楽しさを教えてもらったと思います。声優として一番長く続けてきた作品はプリパラですし、何もわからない未熟なところからマイクの前に立ってアフレコするのもプリパラが初めてでした。そういう意味でも最初はゼロからのスタートで声優というお仕事に不安ばかりでした。

演じていく中で、お芝居を通じてキャラクターと向き合ったり、アニメのイベントに出演して普段のi☆Risのライブとはまた違うお客さんにお会いすることができたりして、声優の仕事の楽しさを私に教えてくれたので、プリパラには本当に感謝しています。そして、そこから他のキャラクターなどいろいろなものにつながっていったので、プリパラが声優としての原点です。

澁谷さん:私は、プリパラが始まる前くらいまでは自分自身が好きではないというか、内気な性格だったんですけど、ドロシーと出会えて、周りから何を言われようが、とにかく前に出ることが大事なんだというのを学び、自分自身も良い方向に変われました。プリパラを始める前と今では、仕事に対する取り組み方もまったく違います。そういう意味でもプリパラのドロシー・ウェストという役を演じられたことで、澁谷梓希という石ころが磨かれて、ちょっとはテカテカになってきたかなと思います(笑)

最初のキャラクターのオーディションの時は、レオナを演じたいと思っていました。冷静に考えると自分がレオナをやっていたら、今の自分はないですよね。当初は「女の子らしい可愛い声が出せないのに大丈夫かな」という気持ちがありましたが、3年間やっていくなかで、自分らしい憎めない可愛さも見出して、まだまだブラッシュアップはできると思います。声優としても人としても変えてくれたキャラクターに出会えたことは私にとってかけがえのない財産です。

山北さん:私はシオンから多くの大切なことを教えられたと思っています。SoLaMi♡ SMILEとDressingPaféはもともとストーリー上、ライバルですし、DressingPaféの中でもドロシーとよく対立しましたし、シオン自身も最初は一匹狼といえる存在でした。そのなかでも、SoLaMi♡ SMILEとDressingPaféのメンバーはいざとなると、すごいチームワークを発揮します。ライバルとして認め合いつつも、実はすごく仲が良いんですよね。その意味で理想の人間関係をプリパラで教えてもらいました。

シオンはもともとカッコイイ系のキャラで私とは真逆のキャラクターなのですが、演じたり歌ったりしているなかで共感できる部分を発見することがありました。また、自分の中の隠れていたロックな面がでてきて、ずっちゃん(澁谷さん)とi☆Risのアルバムで「Believe in」を歌わせてもらい、新たな引き出しもできました。そして、なによりシオンに出会ってからライブなどで泣かなくなったと思います(笑)

 

――:ありがとうございました。



 
「劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!」
2017年3月4日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー!
 
●ストーリー●    
「プリパラ太陽系の惑星をめぐって、プリパラの素晴らしさを広めよう!」というミッションを受けたらぁら御一行。宇宙船ピュスカパリー号に乗り、様々な惑星に立ち寄ると、奇妙なぷちゅうじんが彼女たちを出迎える。しかしどの惑星もミッションをクリアするには一筋縄ではいかない。はたしてらぁら御一行はぷちゅうじんにプリパラの素晴らしさを無事に伝えることができるのか?    

●キャスト●    
らぁら:茜屋日海夏/みれぃ:芹澤 優/そふぃ:久保田未夢/シオン:山北早紀/ドロシー:澁谷梓希/レオナ:若井友希/あろま:牧野由依/みかん:渡部優衣/ふわり: 佐藤あずさ
あじみ:上田麗奈/ひびき:斎賀みつき/ファルル:赤﨑千夏/ガァルル:真田アサミ/コスモ:山本希望/のん:田中美海/ちり:大森日雅/ペッパー:山下七海/めが姉ぇ:伊藤かな恵/めが兄ぃ:諏訪部順一

●主題歌:『Just be yourself』/わーすた


 
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©T-ARTS/syn(Sophia/劇場版プリパラ KS 製作委員会
 
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
http://avex-pictures.co.jp/

会社情報

会社名
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
企業データを見る
株式会社タカラトミーアーツ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミーアーツ
設立
1988年2月
代表者
代表取締役社長 宇佐美 博之
決算期
3月
企業データを見る