【カヤック決算説明会②】今期はLobiのビジネスモデルを転換…App Storeの審査ガイドラインを遵守 「広告収入が落ち、売上が下がる見通し」(柳澤氏)


カヤック<3904>は、2月14日、東京都内で2016年12月期の決算説明会を開催した。今回はその中からLobiのビジネスモデル(収益構造)を今期より転換する方針を打ち出したことについて取り上げたい。

ここまで順調な成長を続けてきたLobiだが、課題も浮かんできている。1つはマネタイズの強化として進めてきたプレミアム会員が伸び悩んでいること、そしてもう1つが一部の広告商品がApp Storeの審査ガイドラインに抵触する可能性が生じていることだ。特に後者は、Appleと協議中ということもあり、1つの懸念材料となっている。

そこで同社は、Lobiのビジネスモデル(収益構造)を広告売上を中心としたものからコミュニティの価値を生かしたものに転換することを決定した。App Storeの審査ガイドラインを遵守するため、「広告収入が落ち、売り上げが下がる見通し」(柳澤氏)としていた。
 


具体的には、2016年9月期はLobiの広告売上は前期5億1700万円だったが、2017年9月期はこれが1億3000万~3億3000万円になる見通しとしている。なお、見通しに幅があるのは、広告商品の内容についてAppleと協議中であるためで、同社が発表している2017年12月期の業績予想は最低ラインの1億3000万円が前提となっている。
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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