DeNA守安社長「横浜DeNAベイスターズの今期黒字化は確実」 観客動員数が平均2.5万人→2.7万人に増加、ハマスタ連結が寄与

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(11月4日)開催の決算説明会で、横浜DeNAベイスターズを中心とするスポーツ事業が2017年3月期は黒字に転換する見通しであることを明らかにした。スポーツ事業の売上収益は第1四半期が前年同期比46%増の55億円、第2四半期が同57%増の63億円、営業利益は第1四半期が109%増の18億円、第2四半期が115%増の22億円と大きく伸びている。決算説明会に臨んだ守安功社長は「スポーツ事業が非常に順調。下期は季節的な要因があり、下期は赤字だが、通期での黒字は確実。スポーツは赤字だったが、収益に貢献する事業に位置づけられる」とコメントした。

横浜DeNAベイスターズの主催試合の観客動員数は、昨年の平均2.5万人から2.7万人増加したことに加え、球場内などでのグッズ販売が寄与した。さらに、主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。さらに、2016年1月に連結子会社となった横浜スタジアムが収益を大きく押し上げた。「非常にざっくりいうと、前年同期比での増加の半分くらいは横浜スタジアムの効果」」(執行役員経営企画本部長 小林 賢治氏)。同社では、今後は入場者数が球場のキャパシティが上の方まで来たので、顧客単価を上げるか、動員と違うところでの球場広告などで総合的に収入を上げていく考えだ。

 


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(編集部 木村英彦)
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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