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【インタビュー】『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブに華を添える“フラワースタンド”の歴史とこだわり 制作者たちを直撃

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昨年末に『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rd LIVEシンデレラの舞踏会 -Power of Smile–』を開催し、大盛況のうちに公演を終えた『アイドルマスター シンデレラガールズ』(提供元:バンダイナムコエンターテインメント)。『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブといえば、ライブ自体のクオリティもさることながら、回を追うごとに豪華さを増していく“フラワースタンド”が用意されていることが注目され、その完成度の高さはライブに訪れる観客の楽しみにもなっている。

本稿では、毎回のフラワースタンド制作を手掛けるCygamesのデザイン制作室に所属する広告デザイナーである秋葉氏と菊池氏にインタビューを実施し、フラワースタンドへのこだわりや、裏側の制作過程を伺うとともに、その他の業務内容についてもお聞きした。

 


 

■「すべては来場者を楽しませるために」…巨大フラワースタンドの歴史 



株式会社Cygames
デザイン制作室
秋葉隆史 氏 (写真右)
菊池翔太 氏 (写真左)


——:本日はよろしくお願いします。さて、Cygamesさんといえば『アイドルマスター シンデレラガールズ』関連ライブイベントにおけるフラワースタンドが豪華な事で知られていますよね。こちらは、どういった経緯から手掛けられるようになったのですか。
 
秋葉隆史氏(以下、秋葉):そもそも『アイドルマスター』のライブでは、お客さん個人から公演をお祝いするフラワースタンドを贈る慣習が誰ともなく自然発生的に行われるようになって、弊社もそれに参加するような形でフラワースタンドを提供しています。
 
最初の頃は普通にお花がメインのフラワースタンドを出していたのですが、それが何故か段々と大型化していきまして……。どうせ大きくするならば、来場したお客さんが楽しめる展示物をつくりたいと考え、2014年春の「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1st LIVE WONDERFUL M@GIC!!」よりオリジナルのフラワースタンド制作を開始しました。


——:趣向を凝らした展示が人気ですが、これらのデザインもすべておふたりが担当されているのでしょうか。

秋葉:基本的には私達二人ですが、何から何まで、細かく決めているわけではありません。メインとなる仕事は、やはり「こういうコンセプトの展示を作ろう」という原案の提示と作業分配ですね。アイドルの配置など、現場に入ってみないとシックリ来る形が分からない部分もあるので、当日に調整する部分もあります。


——:では、せっかくですので最初から順を追って見ていきましょう。初めて大規模なフラワースタンドを展示した最初のライブを振り返ってみて、何か感想などがあれば教えてください。
 

秋葉:最初に(大規模なフラワースタンド制作を)やるのが決まったのはライブの1ヵ月ほど前で、時間的に大変だった思い出があります。なにしろ初めての経験ですから、細かなパーツの制作から設営まで、すべてが手探り続きでした。


——:どういったコンセプトのもとでデザインされたのでしょうか。

秋葉:まずはたくさんのアイドルを出そうということで、フラワースタンド内には当時の『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場するアイドル全員をデザインしています。ライブでステージに立つアイドル達をパネルで展示し、ほかのアイドルは枠の部分に収めるようにしました。

実現に向けて走り回った甲斐もあり、当時はとても良い反応をいただけたのですが、公式感が出過ぎてCygamesが作ったものと気付いてもらえないっていう悲しい結果になりました(笑)。それで次こそはCygamesってわかってもらおうと心に誓いました。でも、会場に入った直後に目にする展示物ということもあって、多くの方が写真撮影をされていたのは嬉しかったですね。


——:頑張った分悲しみも大きかったわけですね…(笑)。その次は、代々木で開催されました「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!」(2014年11月開催)ですね。こちらは1stとは違う印象を受けますが、意識されたコンセプトなどがあれば教えてください。
 

菊池翔太氏(以下、菊池):こちらは僕が担当しました。期間の関係からアイドルを新しく描くのは難しい状況でしたので、LEDや背景映像などのギミックを用いて制作しています。また、1stライブの時の「Cygamesが作ったと気付いてもらえない問題」を払しょくするために、2ndではゲーム内の4コマのキャラを使っています(笑)。


——:お客さんの反応はいかがでしたか。

菊池:なにより、サイズ感のインパクトについて言及されている方が多かったですね。色々な施策を詰め込みましたが、ご好評をいただくことができました。いろんな方に待ち合わせ場所として使っていただけたのも良かったですね。


——:年をまたいで、2015年夏に開催された「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」。こちらでも、Cygamesさんのフラワースタンドが設置されていました。
 

菊池:これは、これまでで一番(工期が)短かった展示です(笑)。

秋葉:最初の予定では、普通のフラワースタンドを30基くらい置こうかと考えていたのですが、いざ会場のレイアウトをチェックしてみると、かなり広いスペースが割り当てられていまして……。これを埋めるにはブースを作る必要があるだろうと。


——:先の2点とは少々異なる雰囲気ですが、どんな工夫がなされているのでしょうか。

秋葉:ライブが行われたのは夏でしたので、お客さんが涼めるような展示を作っています。ちょっと写真ではハッキリと見えませんが、ブース内部から冷気が出る仕様になっているんですよ。周囲のスタッフがウェットティッシュを配布したり、今までとは毛色の違う展示になるよう、心がけました。


——:それは、ファンとしてはありがたいですね。

秋葉:実はこれに関しては、バンダイナムコエンターテインメントさんからご依頼がありまして…。2015年は『アイドルマスター』自体の10周年ということもあり、『シンデレラガールズ』だけでなく『ミリオンライブ!』などのアイドルも登場させてほしいということで、色々なアイドルが出てるのもポイントです。

菊池:『シンデレラガールズ』のアイドル以外ももっと大きく作りたかったんですが、工期が少ない関係上、時間が足りずファンの皆様には申し訳ないです。もし次回があればご納得いただけるものにしたいと思っています。もしああいうフラスタを作る機会があれば、ですが。


——:2015年に東京と大阪で行われました「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SUMMER FESTIV@L 2015」は、大きなLEDモニターを使用した豪華仕様でした。かなり大規模な展示でしたが、東京と大阪で違いはありますか。
 

▲大阪公演


▲東京公演

秋葉:基本的には同じものですね。ただ、会場ごとの出演者に合わせて前に出すアイドルと背景のアイドル紹介映像は変えています。また、天井から壁にかけてプロジェクション・マッピングを使用しているのですが、こちらも会場のレイアウトに合わせて調整を入れました。
 
菊池:パネルには声優さんのサインと、出演にあたってのメッセージなども添えられていますので、遠くからでも近くからでも楽しむことが可能です。


——:大きなフラワースタンド展示の延長だった前回までと比較して、かなりアトラクション色の強い内容になっていますね。

秋葉:そうですね。完成した展示の品質もよく、お客さんからも大きな反響をいただきました。


——:そして最後は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会  -Power of Smile-」です。過去4回と比べても飛び抜けて大きな展示で、SNS上でも「お城が建った!」と大きな話題になっていました。
 

秋葉:「シンデレラが目指すお城」を建設するという構想は、1年以上前から考えていたんですよ。以前までは会場スペースや設営時間の関係から断念していた企画でしたが、今回は会場が過去最大(幕張メッセ)で、かつ設営時間も長く取ることができたので、その構想に取り組むことにしました。


——:展示としては、どういった部分にコンテンツ性を持たせていたのでしょうか。

秋葉:新しい試みとして、今回は物理的な動きを取り入れました。お城の部屋にはカーテンが設置されていて、中のアイドルたちが時間毎に入れ替わる仕様になっているんですよ。

さらに、アニメの展開を取り入れたメッセージカードを壁に貼れるアトラクションを用意したり、ぴにゃこら太の着ぐるみも作ったりしています。展示でありながら、ひとつのコンテンツとして楽しめるよう、複数の遊びを用意してみました。


——:会場が大きくなると、仕切りも大変ではありませんか。

秋葉:管理する情報量はかなり増えましたね。特に今回は、物販会場と展示会場が少し離れていたので、フライヤーに会場の地図を記載するなどして、お客様にもわかりやすい内容になるよう心がけました。また、フライヤーにメッセージカードを添付するなどして、お客様にもイベントを一緒に作っていただけるような工夫も行っています。


——:これだけ大きな規模になると、さすがに1ヵ月というワケにはいきませんよね。

秋葉:作業は夏頃から、大阪や東京の『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SUMMER FESTIV@L 2015』と同時並行で進めていました。おかげで、展示を細かく作りこむ事ができて、オリジナルの背景映像も7分間に延びています。


——:ライブ後の反響のほどは、いかがでしたか。

秋葉:今までで最大の反響をいただいています。これまで展示を続けてきたこともあり「ついにここまで来たか!」という、ある種の達成感のような物を持っていただけたのかもしれません。


——:文字通りライブに華を添える存在であるフラワースタンドに、これほど情熱を持って臨む姿勢は、とてもCygamesさんらしいように思えます。

秋葉:何より、お客様に喜んでもらうのが一番です。物販のために朝一番に会場入りするお客様にも、楽しんでいただけるコンテンツを用意できればと思っています。


——:この先も、多くのライブが実施されることかと思います。これ以上に趣向を凝らしたフラワースタンドが期待できる、という事でよろしいしょうか。

秋葉:実はどこまで大きくなっていくか自分達にも分からなくなってきていましたし、大規模なものは今回で最後にするつもりだったんです。ですが、思った以上に今回の反響が良かったので、これは何かやらなければいけないと。これからも何か違うコンセプトで良いものをお届けしたいと思ってます。まぁなんだかんだ言っても、もっと大きなものになっちゃうかもしれないですが(笑)。

 

■“広告デザイナー”という肩書きとは

 
――:ではフラワースタンド以外に、おふたりが普段担当されている業務内容について、簡単に教えていただけますか。
 
秋葉:我々の所属するデザイン制作室では、弊社コンテンツを社外に向けて発信する際に必要となるデザイン物の制作を行っています。紙面やWeb媒体へのニュースリリース配信、ゲーム外で実施されるイベントの企画など、広報・広告活動の中で行う業務は色々とありますが、私と菊池の肩書は“広告デザイナー”と呼ばれるもので、そうした対外向けコンテンツの“デザイン”が主な業務となっています。

菊池:例えばコミケ(コミックマーケット)のグッズを作ったり、東京ゲームショウのブースや配布物を用意したり、本当に色々なことをやっています。
 

 

——:なるほど。お客さんの目に触れる情報を、広報の目線から品質管理するのですね。

秋葉:お客様にとっては、目に届く作品の情報はすべて「コンテンツ」です。意図に外れた情報が伝わらないよう気を配っています。以前にはタイトルの情報が掲載される雑誌の監修なども行っていました。


——:現在、デザイン制作室のデザイナーさんは何人いらっしゃるのですか。

秋葉:デザイナーは4人です。出力する媒体に応じて担当が決まっていて、案件の内容に応じて対応する人間が変わる形で分けています。例えば私は紙媒体、菊池はWeb媒体のデザインを担当しています。


——:紙媒体のデザインは想像しやすいのですが、Web媒体のデザインというと、どういった作業をしているのですか。

菊池:分かりやすい部分で言えば、弊社サイトのデザインであるとか、各プロジェクトの公式サイト制作などが主な業務です。それ以外にもゲーム外に出すコンテンツに関しては我々が制作に関わっていることが多いです。

 
——:『グランブルーファンタジー』や『ナイツオブグローリー』のWebサイトは、かなり深いこだわりを持って作られていますよね。そうしたコンテンツの作成にあたって、気をつけられている事などはありますか。

菊池:新しい作品のWebサイトを作る際には、プロジェクト側が推したいキャラクターや世界観を、正しく伝えられる構成を意識しています。サイトとしての利便性を保持しつつ、ゲーム内のUI(ユーザーインターフェース)と印象が大きく乖離しないように調整するのも大切ですね。


——:御社では過去に各タイトルのグッズ展開として、書籍やCDをリリースしていますよね。そうしたコンテンツは、Cygamesさんから企画をされているのですか。
 
秋葉:モノによって異なります。例えば書籍であれば、弊社から他社さんにご協力を仰ぐことが多いですね。出版社さんから企画のご相談をいただくこともありますが、そこは事情に合わせて調整しています。

 

■ほしいのは挑戦を楽しめる“歌って踊れる”広告デザイナー


——:続いては、採用に関するお話も伺いたいと思います。御社では現在、デザイン制作室のメンバーを募集されているとのことですが、求めている人物像などがあれば教えてください。

秋葉:0から新しい何かを作り出すのではなく、依頼された内容を、一番良い形に組み上げていくのが僕らの仕事です。完成した姿をデザイン・ディレクションするためには、その行程すべてに関わらねばなりません。

プロジェクトから依頼を受けたら、自分たちで企画して、モノを作って、それを車で運んで売りに行く。もちろん、お客さんの整理や販売も業務の一環です。ですから“デザイナー”という呼び名に縛られず、色々なことに挑戦できる方が来てくれたら嬉しいですね。



——:こうした業務をこなすにあたっての、必須要項などはありますか。
 
秋葉:トラックの運転能力はほしいですね(笑)。モノを作ったら自分で運ぶので「2tトラックの荷積みと運転が得意です」だとか「自分で大型トラックを持っています」という人は、ちょっと有利かもしれません(笑)。

また、販売時に列整理なんかもやりますから、声を出す力も必要になりますね。月並みな表現になりますが、『元気で活力がある人』に来ていただきたいと思います。何でもやれる“歌って踊れるアイドル”みたいな人がいいですね(笑)。


——:トラック…意外ですね(笑)。菊池さんはいかがでしょう。求めている人物像などがあれば、教えてください。

菊池:入社した後は、初経験の仕事をたくさん任される事になると思います。仕事に必要なスキルなんかは後から教えられますから、まずはやる気と誠実さが大切です。物怖じせず情報収集をして、実際に動かなければ仕事は進みませんからね。


——:逆に言えば、新しい仕事に挑戦できることが広告デザイナーという仕事の面白味なのでしょうか。

菊池:そうですね。新しい仕事に挑戦して、それを最後まで突き通すのが好きな人であれば、きっと気に入るでしょう。代表の渡邊からは、ユーザーを楽しませるためなら何でもしてほしいとよく言われますが、僕も数年後再びお会いしたら全く違う別の何かが出来るようになっているかもしれないです(笑)。


——:それはお会いするのが楽しみです(笑)では、本日はありがとうございました。
 
 
(取材・構成:編集部  原孝則@hara_tatsu


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企業情報(株式会社Cygames)

会社名 株式会社Cygames
URL https://cygames.co.jp/
設立 2011年5月
代表者 渡邊 耕一
決算期 9月
直近業績
上場区分 非上場
証券コード

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