スクエニHD、第2四半期は営業益47%増の125億円と大幅増益! 『DQMスーパーライト』『乖離性MA』『メビウスFF』『スクスト』『FFRK』が好調、オンラインゲームも寄与【追記】

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(11月6日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結決算を発表し、売上高863億円(前年同期比18.1%増)、営業利益125億円(同47.9%増)、経常利益129億円(同43.7%増)、最終利益73億円(同28.5%増)だった。

 


主力のデジタルエンタテインメント事業でスマートフォンゲームアプリを中心にオンラインコンテンツが好調だったことが主な増収増益要因となったようだ。セグメント別の状況は以下のとおり。


○デジタルエンタテインメント事業…売上高601億円(同37.5%増)、営業利益129億円(同62.9%増)
スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいて、ブラウザゲーム「戦国IXA(イクサ)」やスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズスーパーライト」、「スクールガールストライカーズ」、「ファイナルファンタジー レコードキーパー」、「乖離性ミリオンアーサー」などが引き続き好調に推移したことに加え、「メビウス ファイナルファンタジー」が好調なスタートをきった。

また、多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーXIV」及び「ドラゴンクエストX」の追加ディスクの販売、運営が好調に推移した。このほか、家庭用ゲームソフトは、前年同期と比較して過去に発売したタイトルのリピート販売が減少したという。


○アミューズメント事業…売上高190億円(同10.8%減)、営業利益21億円(同7.8%減)
アミューズメント機器の販売が低調であったため、売上高は減少たが、効率的な店舗運営に努め、業績は堅調に推移したという。


○出版事業…売上高49億円(同19.6%減)、営業利益10億円(同40.8%減)
前年同期と比較してコミックスの売上が減少した。


○ライツ・プロパティ等事業…売上高25億円(同32.9%増)、営業利益8億円(同45.1%増)
「ファイナルファンタジーXIV」の追加ディスクの販売に伴い、自社コンテンツのキャラクターグッズの販売が増加したほか、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。


 
■7~9月期は減収減益 しかし目を見張る業績の安定性

7~9月期の業績をみると、売上高413億円(前四半期比QonQ2.1%減)、営業利益47億円(同38.9%減)、経常利益33億円(同64.5%減)、最終利益13億円(同77.9%減)だった。四半期業績推移は以下のとおり。ご覧になるとわかるが、2013年4~6月期以降、10四半期連続で営業黒字とった。四半期ごとに波が大きく、四半期で営業赤字になる場面も少なくなかったが、営業利益が安定的に推移していることが確認できるだろう。
 

【スクエニHDの四半期売上高・営業利益の推移】



 
■2016年3月期の見通し

2016年3月期通期は、売上高2000~2200億円(前期比19.1~31.0%増)、営業利益170~250億円(同3.5~52.2%増)、経常利益170~250億円(同0.1~47.2%増)、最終利益110~180億円(同11.9~83.1%増)を見込む。

 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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