Super Evil MegacorpとOnGameNet、モバイルMOBA『Vainglory』の初の世界大会を開催 日本代表は惜しくも決勝で敗れる


Super Evil MegacorpとOnGameNet(OGN)が共催した、モバイルMOBA『Vainglory』初の世界大会「Vainglory World Invitational」の配信が終了し、初代世界王者が決定した。日本代表チームDivine Brothersは、決勝まで勝ち進み、ホームグラウンド韓国のInvincible Armadaと対戦し、惜しくも破れましたが、2位という好成績を残した。

本大会は7月にソウルで行われ、世界各地(北米・欧州・東南アジア・韓国・中国・日本)から選抜された強豪チームが計8組出場し、賞金総額3100万ウォン(約330万円)をかけて対戦した。試合形式は3本先取、トーナメント制で、7月31日より、試合の模様をインターネット配信していた。結果は明らかになっておらず、本日の決勝戦の配信によって、優勝チームが明らかになった。

日本代表は、双子の兄弟であるDejiwo選手・NewSLASHmooN選手と、ゲームキャスターとしても活躍するStanSmith選手が今大会のために特別にチームを組み出場。各地域から選抜された強豪チームを破り世界2位となり、日本代表チーム「Divine Brothers」の名をモバイルeスポーツの歴史に残した。OGNがモバイルデバイス向けゲームの大会を開催するのは初めてとなる。
 


決勝戦の模様


選手コメント
Dejiwo選手 (ポジション:ローム)
「2位になれたのは嬉しいですがもっと練習することができれば優勝を狙えたと思うのでそういった点では悔いが残る大会でした。韓国などに比べると日本ではeスポーツの拡大にはまだまだ余地があると感じました。今回の準優勝を機に、もっと日本のeスポーツを盛り上げていきたいです」
 
NewSLASHmooN選手 (ポジション:レーン)
「純粋に楽しかったです。こういうeスポーツの世界大会で日本が招待されるという事がまずないことなので、参加できて嬉しかったです!招待していただけて本当にありがたいですし、世界で2位になれて自分でも驚きました!」
 
StanSmith選手 (ポジション:ジャングル)
「1ゲーム約20分の間に沢山のドラマが生まれるのが、『Vainglory』です。ゲームスピードが早い為、選手も観客も興奮、熱狂、感動を味わうことができるのが魅力です。世界大会では選手としての私、キャスターとしての私、様々な観点を持った集大成の大会でもありました。私が理想とする選手としての"ありかた"が少しでも伝われば嬉しいです。」


Vainglory World Invitational結果
1位 Invincible Armada(韓国) 賞金:1,100万ウォン
2位 Divine Brothers(日本) 賞金:600万ウォン
3位 Gankstars (北米) 賞金:400万ウォン


なお、Super Evil MegacorpとOGNは 今回のVainglory World Invitationalに続き、8月16日よりVainglory国際プレミアリーグ(Vainglory International Premier League)を韓国で行う。その模様は韓国のテレビとインターネットで放送する。国際プレミアリーグには、予選を勝ち抜いた韓国のチームに加え、Vainglory WorldInvitational出場によりシード権を得たGankstars(北米)、Unknown-O(欧州)、Hunters(中国)がソウルに滞在し、参戦する。賞金の総額は7万ドル(約870万円)が予定されており、企業スポンサーを獲得するチームも出現するなど、『Vainglory』はモバイルeスポーツとして次第に確立されつつある。


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