メタップスが8月28日に東証マザーズに新規上場…アプリ収益化PF「metaps」とオンライン決済PF「SPIKE」を提供

東京証券取引所は、7月24日、メタップスの東証マザーズへの新規上場を承認した。上場予定日は8月28日で、市場コードは「6172」となる。主幹事は、SMBC日興証券。

同社は、2007年9月に設立された会社で、当初は、「イーファクター株式会社」という社名で、SEOを中心としたマーケティングコンサルティングサービスを提供していた。その後、2011年4月に、現在の主力サービスとなるアプリ収益化プラットフォーム「metaps」のサービス提供を開始し、2011年12月に現在の社名に変更した。2014年4月からはオンライン決済プラットフォーム「SPIKE」の提供を開始した。

海外展開にも積極的であり、2015年7月現在、世界に8拠点を設けているという。2011年6月にはシンガポール子会社、2012年4月に香港駐在員事務所、10月に米国支店、2013年4月に韓国支店(現在、韓国子会社になった)、10月に台湾支店、12月に中国子会社、2014年6月には英国子会社をそれぞれ設立した。

直近の業績は、2014年8月期は、売上高22億6500万円(前の期比74.0%増)、営業損益4億8800万円の赤字(前の期2200万円の黒字)、経常損益5億1000万円の赤字(同200万円の赤字)、最終損益5億1000万円の赤字(同1200万円の黒字)だった。足元の業績については、2015年8月期の第3四半期(2014年9月~2015年5月期)は、売上高29億6600万円、営業損益2億5800万円の赤字、経常損益2億5700万円の赤字、最終損益2億7800万円の赤字だった。


【連結経営指標の推移】


なお、新規上場に伴い、新株発行で手取概算額として34億7800万円、第三者割当増資で8億2500万円を調達する見通し。設備資金として5億6000万円、アプリ収益化プラットフォーム“metaps”において発生する広告媒体(メディア)などへの前払い費用などの運転資金として20億円、決済プラットフォーム“SPIKE”で提供するプリペイド型の電子マネー“SPIKEコイン”で発生する資金決済法に基づく供託金として13億8700万円、その他採用費・人件費、広告宣伝費・販促費およびオフィス移転にかかる費用として3億5700万円を充当する予定。

また、想定発行価格は1株あたり3300円。上場時の発行済株式総数1233万2310株で計算すると、想定時価総額は406億9600万円となる。

主な株主は以下のとおり。投資ファンドなどのほか、gumi<3903>やセガゲームスなども名を連ねている。
 
株式会社メタップス
https://metaps.com/

会社情報

会社名
株式会社メタップス
設立
2007年9月
代表者
代表取締役社長 山﨑 祐一郎
決算期
12月
上場区分
東証グロース
証券コード
6172
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