【ゲーム株概況（3/23）】『ファントムオブキル』好調のgumiが堅調　DeNAは高値更新も"往って来い"　モブキャストが大幅安

3月23日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸。前日比194.14円高の1万9754.36円で取引を終えた。1万9700円台を回復するのは約15年ぶりとなる。欧州と米国株式市場の上昇に加えて、年度末を前に配当権利取りの動きが活発となったようだ。3月26日が権利付き最終売買日となる。

主力株が活況となる中、新興市場では直近IPO銘柄に物色の矛先が向かい、ネット関連株やゲーム関連株は高安まちまちとなった。gumi<3903>は堅調だった。Fuji&gumi Gamesの『ファントム オブ キル』がテレビCMを中心とする積極的なプロモーション施策の効果もあり、App StoreとGoogle PlayでTOP20に入るなど好調に推移していることが好感された模様だ。ただ、韓国子会社の問題への警戒感も根強く、上値は限定的だった。

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また、任天堂<7974>がしっかり。640円高の1万8485円で取引を終えた。DeNAと組んでスマートフォンゲーム事業に参入することへの期待が強く、押し目買いが入ったようだ。また、任天堂と組むディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>は前日比18円安の2081円で取引を終えた。一時、先週末に続いて昨年来高値を更新する場面があったものの、上値では戻り待ちの売りに押され、"往って来い"となった。

他方、モブキャスト<3664>が前日比で11％を超える下落となった。前日比141円安の1069円で取引を終えた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で同社株のレーティングを「アンダーウエート」、目標株価675円の継続とした。現在の株価を大きく下回る目標株価だったことが嫌気された模様。