創通、第1四半期はコンテンツ償却額の増加で営業益18%減 ビルドファイターズトライ、Gのレコンギスタ、ガンダム35周年効果で版権収入は好調

創通<3711>は、本日(1月8日)、第1四半期(2014年9~11月期)の連結決算を発表し、売上高52億9100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益7億2400万円(同18.0%減)、経常利益7億0400万円(同22.8%減)、四半期純利益4億4600万円(同17.9%減)だった。

増収減益となったが、主力のメディア事業におけるコンテンツ投資の償却額の増加や、就活活動開始時期の変更に伴い、就職情報事業の収益が後ろ倒しになったことが主な減益の要因だった。

 


■メディア事業

売上高38億7500万円(同6.7%増)、営業利益600万円(同96.8%減)だった。「それいけ!アンパンマン」「カードファイト!!ヴァンガードG」「レディ ジュエルペット」「ダイヤのA」など継続番組のほか、「ガンダムビルドファイターズトライ」「ガンダム Gのレコンギスタ」「SHIROBAKO」「天体のメソッド」等の新作テレビアニメのプロデュースも計画通り実施し、ゲームなどのキャラクターグッズの広告収入およびプロモーション収入についても計画通り推移した。

営業利益が大きく減少したが、これについて、就職情報事業を行う子会社ジェイ・ブロードにおいて新卒採用の就職活動開始時期が12月から3月に変更となり、当期は収入の大半が第3四半期以降に後ろ倒しになること、および10月スタートの新番組が増加したことからコンテンツ投資の償却額が前年同期に比べ増加したため、説明している。


■ライツ事業

売上高13億6600万円(同11.5%減)、営業利益7億4800万円(同4.4%増)だった。「ガンダムビルドファイターズトライ」「ガンダム Gのレコンギスタ」放送の影響および機動戦士ガンダム35周年イベント等の効果により、既存の商品カテゴリーの版権収入が好調に推移し、またゲームカテゴリーにおいても幅広いタイトルについて版権収入が堅調に推移した、としている。

なお、積極的なコンテンツ投資の継続効果により、「ガンダム」シリーズ以外の版権収入についても増加傾向にあり、特に遊技機等の商品化による版権収入が期初の予定通り順調に推移したのこと。



■2015年8月期の見通し

2015年8月期は、売上高250億円(前期比12.1%増)、営業利益37億5000万円(同11.1%増)、経常利益37億5000万円(同12.7%増)、当期純利益22億4000万円(同10.5%増)を見込む。

 
株式会社創通
https://www.sotsu.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社創通
設立
1965年10月
代表者
代表取締役社長 難波 秀行
決算期
3月
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