エイチームの第1四半期は営業益340%増の4.9億円…ダークサマナー、ダービーインパクト、レギオンウォーが月商1億円超え、繁体字版ダービーインパクトも貢献【追記】

エイチーム<3662>は、本日(12月12日)、第1四半期(2014年8~10月期)の連結決算を発表し、売上高32億円(前年同期比18.3%増)、営業利益4億9000万円(同340.9%増)、経常利益4億9500万円(同340.5%増)、四半期純利益3億2800万円(同480.9%増)と大幅な増益を達成した。

 


生活情報を提供するサービスが引き続き堅調に伸びたことに加え、主力3タイトルが月商1億円を突破するなどスマートフォンアプリが好調だったことが主な要因だった。

セグメント別の状況は以下のとおり。


■エンターテインメント事業

売上高15億5000万円(同5.0%増)、セグメント利益5億0700万円(同216.7%増)となった。『ダークサマナー(Dark Summoner)』、『ダービーインパクト』、『レギオンウォー(War of Legions)』が月商平均1億円超えで推移したうえ、コストを抑えた運用で利益に寄与した。また『ダービーインパクト』繁体字版は、香港のiPhone App Store、Google Playでトップセールスランキング上位にランクインするなど好調なスタートとなり、利益率の高い新たな収益源としてセグメント売上・利益を押し上げたという。

なお、NHN Entertainment Corporationとの合弁会社である株式会社Ateam NHN Entertainmentは、引き続きメッセンジャープラットフォーム向けタイトルの開発を進めているという。


■ライフスタイルサポート事業

売上高16億5000万円(同34.3%増)、セグメント利益1億7300万円(同28.3%増)となった。消費税増税後の反動減を受け、「ナビクル」が5月-7月に利用者数が減少傾向にあったものの、この四半期は順調に利用者数を増やした。「引越し侍」はメディアとしての媒体力を強化しながら着実な運用を継続しつつ、継続して周辺サービスの拡充に注力した。また、「すぐ婚navi」を中心としたブライダル事業は、全国に展開しているBrides Desk(ブライズ デスク)14店舗のうち、2店舗を閉鎖し、駅地下のインフォメーションカウンターを新たにオープンするなど、店舗配置の最適化を図る一方、ブランディング強化のため、テレビCMの放映も行った。


■QonQでは2ケタの増益

なお、前四半期(2014年5~7月期)との比較では、売上高が9.0%増、営業利益が11.9%増、経常利益が13.3%増、四半期純利益が52.6%増となり、2ケタの増益を達成した。四半期別に見た売上高と営業利益の推移は以下のとおりとなる。

 
【四半期別売上高の推移(単位:億円)】



【四半期別営業利益の推移(単位:億円)

 



■2015年4月期の見通し

2015年4月期は、売上高150億円(前期比24.6%増)、営業利益17億円(同17.0%増)、経常利益17億円(同15.6%増)、当期純利益10億8000万円(同33.7%増)を見込む。

 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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