デジタルガレージ、7~9月期の経常益は147%増の11億円に拡大 全事業好調、持分法投資利益が寄与

デジタルガレージ<4819>は、11月11日、第1四半期(7~9月期)の連結決算を発表し、売上高81億2600万円(前年同期比11.7%増)、営業利益3億9800万円(同359.4%増)、経常利益11億7300万円(同147.7%増)、四半期純利益7億8000万円(同100.5%増)と大幅な増益を達成した。

 


同社では、マーケティング事業、ペイメント事業、インキュベーション事業のすべての事業が好調に推移した、としている。また営業外収益として、持分法による投資利益4億3100万円が計上されたことも経常利益を押し上げた。セグメント別の状況は以下のとおり。


■マーケティング事業は、売上高36億6900万円(同19.6%増)、営業利益2億4500万円(同80.2%増)だった。インターネット広告・プロモーションを手掛けるディージー・アンド・アイベックスカンパニーにおいて、引き続き好調なアフィリエイトマーケティングなどのパフォーマンスアドに加えて、スマートフォン向けの広告販売も拡大した。


■ペイメント事業は、売上高34億2100万円(同4.4%増)、営業利益3億1600万円(同55.2%増)だった。ベリトランスとイーコンテクストにおいて、決済の取扱件数、取扱高が堅調に伸長した。また、econtext Asia Limited の株式公開に係るコストの発生も一巡した。


■インキュベーション事業は、売上高10億3500万円(同11.7%増)、営業利益7800万円(前年同期は7700万円の赤字)だった。ベンチャー企業への投資を行うDGインキュベーションで、保有株式の売却を行った。



■2015年6月期の見通し

2015年6月期は、売上高400億円(前期比18.5%増)、営業利益45億円(同72.5%増)、経常利益67億円(同50.8%増)、当期純利益40億円(同40.5%増)を見込む。