【ゲーム株概況（9/10）】全般軟調　円安受けて輸出関連に資金流出　任天堂が買われる　半面、ミクシィ、コロプラなどがさえない

東京株式市場では、為替相場の円安を手がかりに輸出関連株を中心に物色され、日経平均株価は3日続伸となった。朝方は米国株安を受けて安く始まったものの、後場に入ってから先物主導でプラスに転じた。ただし、今週末にラージSQ（特別清算指数）の算出を控えていることから、手がけにくく、売買代金は2兆円を割り込むなど低調であった。

新興市場やゲーム関連株についてはさえない展開だった。電機や自動車などの輸出関連株に資金が流出したことに加え、IPOシーズン入りを控えた換金売りが多かったことが主な要因とみられる。ミクシィ<2121>やコロプラ<3668>、KLab<3656>のほか、アクロディア<3823>、ガーラ<4777>がさえない。他方、輸出関連物色の流れから任天堂<7974>が高く、ドリコム<3793>やenish<3667>も堅調だった。

任天堂<7974>が反発。為替が円安になったことを受けて、輸出関連株が高いが、同社株もその一角として物色されたようだ。同社は、ドル建て資産が多いため、為替の円安は為替差益などの面でプラスに働くものとみられている。

また、enishが前日に続いて大幅高となった。値動きの軽い個別材料株への循環物色の対象になったようだ。新作スマートフォン向けゲームアプリ『バハムートクライシス』の収益貢献も期待されている模様（関連記事）。


■関連銘柄

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
ドリコム	3793	1,923	90	4.91%
ｅｎｉｓｈ	3667	2,024	92	4.76%
任天堂	7974	11,935	165	1.40%
セガサミーホールディングス	6460	1,693	16	0.95%
グリー	3632	784	7	0.90%
カプコン	9697	1,766	5	0.28%
ネクソン	3659	890	1	0.11%
アエリア	3758	1,380	-2	-0.14%
コナミ	9766	2,283	-5	-0.22%
サイバーエージェント	4751	3,515	-10	-0.28%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,622	-5	-0.31%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2,709	-11	-0.40%
オルトプラス	3672	1,210	-6	-0.49%
ディー・エヌ・エー	2432	1,289	-9	-0.69%
日本一ソフトウェア	3851	658	-8	-1.20%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2,296	-34	-1.46%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	535	-11	-2.01%
クルーズ	2138	2,694	-57	-2.07%
ガーラ	4777	253	-7	-2.69%
エイチーム	3662	6,240	-180	-2.80%
マーベラス	7844	1,226	-45	-3.54%
エイティング	3785	1,612	-68	-4.05%
モブキャスト	3664	910	-39	-4.11%
ＫＬａｂ	3656	1,650	-73	-4.24%
ケイブ	3760	2,112	-108	-4.86%
ボルテージ	3639	1,559	-80	-4.88%
コロプラ	3668	3,730	-220	-5.57%
アクロディア	3823	500	-33	-6.19%
アクセルマーク	3624	2,575	-193	-6.97%
ミクシィ	2121	4,600	-400	-8.00%