【App Annie調査】iOSではコロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』、Google PlayではSupercellの『Hay Day』が売上ランキング急上昇(14年1月・ゲーム編)

App Annieは、2月26日、App StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の動向をまとめた最新レポート「App Annie Index」の1月号を公開した。「App Annie Index」は、ゲーム編とアプリ編に分かれているが、今回もゲーム編をみていこう。
 
今回の注目点としては、コロプラ<3668>の『魔法使いと黒猫のウィズ』がiOSアプリの売上ランキングで7ランクアップし、Supercellの『Hay Day』がGoogle Playアプリの売上ランキングで7ランクアップし、トップ10入りしたことだろう。

<以下、各ランキング及び各アプリのランキング推移の出所はApp Annieによるものとする。> 

 

■ アプリ別売上ランキング

(1) App Store

App Store売上ランキングでは、上位5タイトルは変わらず。Kingの『Candy Crush Saga』が前月に続き首位、2位がSupercellの『Clash of Clans』、3位がガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』、Machine Zoneの『Game of War – Fire Age』が4位、Supercellの『Hay Day』が5位となった。
 

また、コロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』が7ランクアップの9位となったほか、Tencentの『天天酷跑 (GunZ Dash)』が1ランクアップの7位、1月にリリースされたTencentの『全民飞机大战 (Massive Plane Warz)』が8位に入った。
 
コロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』の日本のランキング推移(iOS)をみてみると、1月15日より実施された同アプリの第5回目のテレビCMに山ができていることがわかる。さらに、1月20日に実施された同アプリの累計1,800万ダウンロードを記念したキャンペーン後にも山ができていることもわかる。
 

▲コロプラ『魔法使いと黒猫のウィズ』(iOSアプリ)の売上ランキング推移(1月1日〜1月31日)


▲コロプラ『魔法使いと黒猫のウィズ』のテレビCM


▲コロプラ『魔法使いと黒猫のウィズ』の累計1,800万ダウンロード記念キャンペーン
 

(2) Google Play

App Store売上ランキングでは、上位6タイトルは変わらず。ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『パズル&ドラゴンズ』が前月に続き首位、2位がKingの『Candy Crush Saga』、3位がSupercellの『Clash of Clans』、CJ Groupの『몬스터 길들이기 (Monster Taming) for Kakao』が4位、LINE/NHN Entertainmentの『Pokopang』が5位、コロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』が6位となった。
 
 

また、Supercellの『Hay Day』が7ランクアップの7位となったほか、Kingの『Pet Rescue Saga』が1ランクアップの7位、1月にリリースされたMad Headの『神魔之塔 (Tower of Saviors)』が8位に入った。
 
Supercellの『Hay Day』の米国のランキング推移(Google Play)をみてみると、前月(2013年12月)に引き続き、1月1日から1月31日まで1か月に渡り米国をはじめ世界各国でフューチャーされていたこともあり、1か月間売上ランキングの上位についたことがわかる。
 
 
 ▲Supercell『Clash of Clans』(Google Playアプリ)の売上ランキング推移(1月1日〜1月31日)
 

■ パブリッシャー別売上ランキング

(1) App Store

App Storeパブリッシャー別の売上ランキングは、第1位がKing、第2位がSupercellとなり、1位と2位が入れ替わる結果となった。それに次ぎ、第3位が前月に引き続きガンホー・オンライン・エンターテイメント、第4位が1ランクアップのTencent<HKG: 0700>、第5位が1ランクダウンのElectronic Arts<NASDAQ: EA>となり、4位と5位も入れ替わった。
 
 

また、『魔法使いと黒猫のウィズ』がiOSアプリで好調だったコロプラが5ランクアップの8位、グリー<3632>が1ランクダウンの7位となった。

 

(2) Google Play

App Storeパブリッシャー別の売上ランキングは、第3位〜第5位を除いて順位に変動はなかった。前月に引き続き、第1位がガンホー・オンライン・エンターテイメント、第2位がKing 。

 

また、Supercellは2ランクアップの3位、CJ Group<KRX: 001040>が1ランクダウンの4位、LINEが1ランクダウンの5位となった。なお、Supercellのランクアップは、売上ランキングで上昇した『Hay Day』と1月に米国アメリカン・フットボールSuper Bowlにあわせた『Clash of Clans』のテレビCMの放映により売上が伸びたことによるもの、と考えられる。
 
▲Supercell『Clash of Clans』 のテレビCM


 

■ アプリダウンロードランキング

(1) App Store

App Storeのアプリダウンロードランキングでは、.Gears Studiosの『Flappy Bird』がランク外から大幅にランクアップして首位を獲得した。
 
 

また、Kingの『Farm Heroes Saga』の米国のランキング推移(App Store)をみてみると、1月2日の米国でのiOSアプリのリリース以降、米国をはじめグローバルフューチャーされたこともあり、ダウンロード数を伸ばしたことがわかる。
 
 
▲King『Farm Heroes Saga』(iOSアプリ)のダウンロードランキング推移(1月1日〜1月31日)
 

(2) Google Play

Google Playのアプリダウンロードランキングでは、上位4タイトルは変わらず。前月に続き、Kingの『Candy Crush Saga』が首位、2位がKilooの『Subway Surfers』、3位がZakehの『Pou』、Outfit 7の『My Talking Tom』が4位となった。
 
 

また、Kingの『Farm Heroes Saga』の米国のランキング推移(Google Play)をみてみると、iOSアプリのリリースの翌日1月3日の米国でのGoogle Playアプリのリリース以降、米国をはじめ世界各国で特集されたこともあり、ダウンロード数を伸ばしたことがわかる。
 
 
▲King『Farm Heroes Saga』(Google Playアプリ)のダウンロードランキング推移(1月1日〜1月31日)
 

 

■ パブリッシャー別ダウンロードランキング

(1) App Store

App Storeのパブリッシャー別ダウンロードランキングでは、Electronic Artsが前月に続いて首位を獲得した。
 
 

また、『Flappy Bird』がiOSアプリで好調だった.Gears Studiosが579ランクアップの8位、Gameloft<EPA: GFT> が1ランクアップの2位、Tencentが3ランクアップの3位、Glu<NASDAQ: GLUU>が6ランクアップの4位となった。
 
 
▲.Gears Studios『Flappy Bird』(iOSアプリ)のダウンロードランキング推移(1月1日〜1月31日)
 
 

(2) Google Play

Google Playのパブリッシャー別ダウンロードランキングでは、Kingが前月に引き続き首位となった。また、Rovioは1ランクダウンの3位、Gameloftは1ランクダウンの4位、Electronic Artsは1ランクダウンの5位、Kilooが1ランクダウンの8位となった。
 
 


 
 

関連サイト





(C) App Annie
 
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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data.ai(旧App Annie)

会社情報

会社名
data.ai(旧App Annie)
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Supercell
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