【TGS2013】ザイザックス最新作、ソーシャルゲームのUIと本格的なシミュレーションRPGを融合させた『CHECKMATE FIVE』の試遊レビュー

「東京ゲームショウ 2013」のスマートフォンゲームコーナーに出展したザイザック社。スマートフォン向けゲームの企画・開発・運営を行う同社は、今回『BreaveLagoon』をはじめとする既存タイトル5作品に加えて、2013年秋配信予定の新規タイトル『CHECKMATE FIVE』を出展した。

これまでにモバイル端末向けのMMORPGや音楽ゲーム、女性向け恋愛アドベンチャーなど、多種多様なジャンルを手掛けてきたザイザック社が次に挑むのは、本格シミュレーションRPG(以下、SRPG)。本稿では、サイバーなブース内で試遊してきた『CHECKMATE FIVE』の雑感をお届け。

 

本作は「盤上戦略ドットバトルチェス」というジャンル名のチェスを模したSRPGである。一見、ユニットを編成していくゲームの流れは、従来のソーシャルゲームと似たところはあるが、いざバトルが始まると一変。

 

 

 

盤上にユニットが並び、それらを移動させて攻撃を行わせるという本格的なSRPGが始まる。特徴的なのは、制限時間内にユニットを動かす必要があること。バトルの主軸は敵と味方のターンベースではあるが、操作時間を制限することで、よりテクニカルなゲーム展開を楽しむことができる。

手打ちドットを採用したユニットには、もちろん多彩なスキルを持ち合わせており、盤上でグリグリ動く姿を見ているだけでもなかなか乙なものだ。

また、筆者のようにシミュレーションRPGを慣れ親しんだ人こそ面白味を感じる要素として、本作はチェスや将棋で遊ぶ感覚を意識した作りになっていること。通常SRPGのユニットは拡張された十字マスを移動していくものだが、本作ではユニットの特性によって移動距離が極端に変わるのだ。

たとえば、攻撃に特化したユニットであれば、前方には大きく進めるが、いざ後方に下がる場合は少ししか動けない。このように、それぞれのユニットの特性を事前に意識して、各々のスキルを最大限に活かしきるのが、盤上を制するコツであり楽しみとなってくるのだ。

『CHECK MATE FIVE』は、ソーシャルゲームのインターフェイスと本格的なSRPGを融合させた意欲作だ。また、担当者に聞いてみると追々マルチプレイも実装予定とのことで、よりコミュニティ性のある作品に昇華していくことだろう。なお、料金形態はダウンロード無料のアイテム課金となり、2013年秋配信予定。

 

 

 

 

■ 関連サイト

「ザイザックス」企業HP